詩篇 78:1-22

私の民よ。私の教えを耳に入れ、私の口のことばに耳を傾けよ。
私は、口を開いて、たとえ話を語り、昔からのなぞを物語ろう。
それは、私たちが聞いて、知っていること、私たちの先祖が語ってくれたこと。
それを私たちは彼らの子孫に隠さず、後の時代に語り告げよう。主への賛美と御力と、主の行なわれた奇しいわざとを。
主はヤコブのうちにさとしを置き、みおしえをイスラエルのうちに定め、私たちの先祖たちに命じて、これをその子らに教えるようにされた。
後の世代の者、生まれてくる子らが、これを知り、彼らが興り、これをその子らにまた語り告げるため、
彼らが神に信頼し、神のみわざを忘れず、その仰せを守るためである。
また先祖たちのように、彼らが、かたくなで、逆らう世代の者、心定まらず、その霊が神に忠実でない世代の者とならないためである。
エフライムの人々は、矢をつがえて弓を射る者であったが、戦いの日には退却した。
彼らは、神の契約を守らず、神のおしえに従って歩むことを拒み、
神の数々のみわざと、神が見せてくださった多くの奇しいこととを忘れてしまった。
神は、彼らの先祖たちの前で、エジプトの地、ツォアンの野で、奇しいわざを行なわれた。
神は海を分けて彼らを通らせ、せきのように水を立てられた。
神は、昼は雲をもって、彼らを導き、夜は、夜通し炎の光で彼らを導いた。
荒野では岩を割り、深い水からのように豊かに飲ませられた。
また、岩から数々の流れを出し、水を川のように流された。
それなのに、彼らはなおも神に罪を犯し、砂漠で、いと高き方に逆らった。
彼らは欲するままに食べ物を求め、心のうちで神を試みた。
そのとき彼らは神に逆らって、こう言った。「神は荒野の中で食事を備えることができようか。
確かに、岩を打たれると、水がほとばしり出て流れがあふれた。だが、神は、パンをも与えることができようか。ご自分の民に肉を備えることができようか。」
それゆえ、主は、これを聞いて激しく怒られた。火はヤコブに向かって燃え上がり、怒りもまた、イスラエルに向かって立ち上った。
これは、彼らが神を信ぜず、御救いに信頼しなかったからである。

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